ヌレエフは、その時代にしか現れなかった
突出した大天才、
素晴らしいダンサーだった。
生きている間にヌレエフを
見ることが出来た人は幸せです。
あー驚いた!
ドキュメント風バレエ物と思いきや、これは
一編のサスペンス!後半、
手に汗握る思い!!
ルドルフ・ヌレエフは厳しい時代に生まれ、
苦労をスプリングにして飛翔し、
人々、世界の幸せのため
時代と文明に幸せを届けてくれた人でした。
彼の魂の底には自分だけではなく
周りの人が常に幸せに生きることを
願う心がありました。
ルドルフ、ありがとう。
彼の芸術、バレエへの愛、
そして命を賭けた勇気を
この映画を通じて多くの方に
感じていただけたらと
願っています。
重力を無視したジャンプで
観客の魂を奪ったヌレイエフ。
彼はそのまま自由を求め、
鉄のカーテンをも跳び超えた!
痛々しいまでの野心、情熱、
美への追求…
いま芸術家が失いつつある精神がここにあった
このフィルムを観て自身の中にいたヌレエフが
目を覚まし蘇ってきた!
パリでの亡命の瞬間、
伝説のダンサーが誕生した。
昔、東京で一度だけヌレエフのバレエを観た。
華があった。
貴重な思い出が
映像と重なり真実を知る。
類まれなる才能は、
きっと数多く存在するはずだ。
しかし、それを開花させるのは、
ほんの一握り。
彼のバレエへの情熱、芸術への向き合い方は
男性バレエダンサーへの見方を大きく変えた。
今日のバレエ界への貢献は大きい。
きっと今はバレエを熱心にレッスンしている
バレエファンも多いと思うが、
ギエムやヌレエフを知らない人も
増えていると思う。
是非この映画を見てほしい。
そして表現することの可能性と素晴らしさ、
そしてその
自由を得られていることへの
感謝をしてほしい。
シベリア鉄道の中で生まれた
異端のバレエダンサー、
その生誕のドラマからの燃えるような運命が、
陰影のある映像から伝わってくる。
あの「イングリッシュ・ペイシェント」の名優、
レイフ・ファインズが監督して
出演もしていることにも注目。
絶対に見逃せない映画だ。
『テクニックより、
舞台を支配すること』--
僕も大切にしています。
ヌレエフさんが見出したスター達に
影響を受けた僕、
叶うなら彼に直接指導して
いただきたかったです!
今のヌレエフを感じることは出来ないけど
ヌレエフを
想像させてくれる時間だった。
今のヌレエフはだれになるんだろう。
これからのヌレエフはどこにいるんだろう。
皆が彼を求めすぎた一瞬を
愛せました。
独りレッスンをするヌレエフが
荒々しくも神々しく美しく、
ああまるで原始の祈祷の様ではないですか。
その祈りを叶える為の必然の決断、
亡命シーンがあまりに
息を呑むほどのリアルさで。
そこにはさまれる、幼少のヌレエフが
初めて祖国でダンスを習うシーンも相まって、
文章でしか頭に入っていなかった史実が
生きたものとして流れこんできました。
6月、彼の亡命。
8月、私は日本人初の留学生として
レニングラード音楽院に。
口を閉ざし、厳しい眼差しの人々。
そして今真実を、私は知った。
バレエダンサーは芸術家であると同時に、
革命家でもあるのかもしれない。
心に感動と今後の自分のバレエ人生への刺激を
刻み込まれたように感じました。
西側に亡命した
ソ連の天才舞踏手ヌレエフのバレエ、
芸術への狂おしい情熱を、舞踏場面、
美しい劇場や街並み、
美術、亡命の切迫感を通した描いた傑作!
ホワイトクロウ
“類い希なる人物”とは
まさにヌレエフ自身だと
思わせる映画で、
当時の時代背景から、
私たちが如何に恵まれた環境下で
バレエを行えているのかと
改めて感じさせられました。
<敬称略・順不同>